auひかりの固定電話、解約するとセット割はどうなる?auひかりの見直しポイント

auひかりの固定電話解約とセット割・見直しポイント解説記事のアイキャッチ 光回線 > auひかり

執筆:現役の通信業界営業マンプロフィール・情報の扱いについて →

「auひかりの固定電話、使っていないから解約したい。でも、セット割が消えるって聞いたけど本当?」——現場でよく受ける相談です。auひかりを契約したまま見直したことがない方へ、現役の通信営業として正直にお話しします。

先に結論だけお伝えすると、auひかり電話を解約してもセット割(auスマートバリュー・UQ mobileの自宅セット割)を維持できるケースはあります。 ただし「無条件で残る」わけではなく、契約している割引の種類や条件によっては外れてしまうこともあります。

そしてもう一つ、先に言っておきたいことがあります。電話番号を残したいなら、auひかり電話を先に解約してはいけません。 NTT加入電話へ番号を戻せるかどうかは、まず「その番号を最初に発番したのがどこか」で大きく分かれます。そして手続きの順番を間違えると、戻せたはずの番号が戻らなくなります。この2点の分かれ目を、順番に見ていきましょう。

この記事では料金プランの一覧やエリアの説明はしません。それより大事なのは、「すでにauひかりを契約している人が、知らないまま損している部分」です。

現場で契約者と話していると、「セット割の条件を満たせていない」「古いルーターを何年も使い続けている」「使っていないオプションに毎月払っている」というケースに驚くほどよく出会います。この記事では、その盲点と、サポート体制の落とし穴、そして自分なら個人としてどう判断するかを正直にお伝えします。


この記事でわかること

  • 固定電話まわりで見落とされがちな「セット割」「Wi-Fiパック」「オプション」の損しやすいポイント
  • 解約したときに電話番号を残せる条件と、順番を間違えると番号が戻らなくなる手続きの話
  • ホームゲートウェイ(ルーター)を放置していないかのチェックポイント
  • 「auショップに行けば解決する」と思っていると損するサポート体制の実態
  • 現役営業が個人で契約するならどう判断するか

固定電話を解約する前に——セット割・Wi-Fiパック・オプションの3つの仕組み

auひかりの固定電話(月額770円・税込。2025年7月の改定で550円から値上げされ、代わりに迷惑電話撃退オプションが無料化されました)は、単に電話番号を引き継ぐためだけのものではありません。セット割の適用条件になっていたり、Wi-Fiパックの料金に影響したりと、仕組みが入り組んでいます。ここを理解していないまま契約している人が多いです。

現役営業の現場から: 申し込みの流れの中では「固定電話も基本セットです」という案内のされ方をすることが多く、契約者自身が単体で選んだという意識を持ちにくいものです。だから使っていない・存在自体を忘れている、というパターンをよく見かけます。以下の話は、まず自分がauひかり電話を契約しているかどうかを確認してから読んでみてください。

セット割:正確な対象と「よくある誤解」

auひかりには、スマホとセットで使うと毎月割引になる制度が2種類あります。

auひかりのセット割比較(auスマートバリュー最大1,100円・自宅セット割最大1,100円)。自宅セット割はauでんき契約時のみ固定電話なしで適用可能と明記

auひかりを対象回線にする場合の重要条件: auスマートバリューと自宅セット割の「インターネットコース」は、原則として「auひかり(ネット)+auひかり電話」が必要です。UQ mobileの「でんきコース」は条件が異なります。

ここで一つ例外があります。UQ mobileの自宅セット割には「インターネットコース」と「でんきコース」があり、auでんきなど対象サービスで「でんきコース」の条件を満たせば、auひかり電話なしでも割引対象になり得ます。 一方、auスマートバリューには同様の「でんきコース」がなく、auひかりを対象回線にしている場合は原則として「ネット+電話」が必要です。

したがって、UQ mobileと対象のでんきサービスを利用している人は、固定電話の解約前に「でんきコースへ切り替えて割引を継続できるか」を確認する価値があります。auでんきを契約しているだけで自動的に割引が維持されるわけではありません。 対象のUQ料金プラン、契約名義、住所などの条件と申し込み状況を、UQ mobile公式サイトまたはMy UQ mobileで確認してください。一方、auスマホでauひかりをauスマートバリューの対象にしている場合は、でんきコースのような抜け道がないため、電話を解約すると原則としてauスマートバリューは終了します。 解約前に必ずMy auまたはサポートへ確認しましょう。

固定電話を解約する前に、もう一つ確認しておきたいのが電話番号の扱いです。 番号を残せるかどうかは、まず「その番号を最初に発番したのがどこか」で大きく分かれます(ただし、発番元だけで可否が確定するわけではありません)。ここは解約可否を左右する大きなポイントなので、次の章でまとめて解説します。

ちなみに、こうした「固定電話なしでも割引を維持できる例外」はどの回線にもあるわけではありません。例えばソフトバンク光の「おうち割 光セット」は指定オプションが適用条件です。条件の違いは、関連記事「ソフトバンク光の固定電話は解約していい?おうち割で損しない条件」で解説しています。逆にJ:COMは「テレビ・ネット・電話のうち対象2サービス以上」が条件なので、テレビとネットが残っていれば固定電話を外しても割引が続きます(J:COM固定電話を解約してもセット割は残る?)。

よく見かける誤解ですが、auスマートバリューはauひかり以外にも多数の光コラボやケーブルTV事業者で適用できます。 つまり、auスマホを使っているからといって「auひかりにしないとセット割が使えない」わけではありません。この点を知らずにauひかりを選んでいる人は、比較し直す価値があります。

現役営業の現場から: 「auスマホだからauひかりにしないと」と思い込んで相談に来る方によく出会います。実際にはauスマートバリューは他の光コラボやケーブルTVでも使えるので、選ぶこと自体が間違いとは言いませんが、「他の選択肢がある」ことは知っておいてほしいと思います。

Wi-Fiパックと固定電話の関係(知らないと損する仕組み)

auひかりのHGWをWi-Fiルーターとして使うには、「Wi-Fiパック(内蔵無線LAN)」への申し込みが必要です。この料金に、見落とされがちな仕組みがあります。

例:auひかりWi-Fiパック月額料金比較(auスマートバリュー適用時330円・非適用時660円)

auスマートバリューまたは自宅セット割の適用中は、HGW内蔵無線LANの月額利用料が330円割り引かれます。 auひかりを対象にauスマートバリューまたは自宅セット割のインターネットコースを申し込む場合は、原則としてauひかり電話が必要です。

固定電話を使わない場合、Wi-Fiパックだけで見ると「770円払って330円浮かせる」形になり、差し引き440円の負担増です。ただし、スマホ側の割引額は料金プランや回線数で異なります。「最大1,100円」だけで判断せず、家族全体の実際の割引額-電話料金-不要なオプション料金で比較してください。

そもそもWi-Fiパック自体に入らない、という選択肢もあります。 auひかりのHGWは回線認証などに必要なため外さず、市販のWi-Fiルーターをアクセスポイント(AP/ブリッジ)モードでHGWにつなぎます。HGW内蔵無線LANを契約しなければ、Wi-Fiパックの月額料金は不要です。対応可否や設定方法は機種によって異なるため、購入前にメーカーとauの案内を確認してください。

初期費用相当額割引と固定電話の関係: auひかり ホーム(au one net)の代表的な特典では、ネット料金と電話料金から分けて割引されます。ここで見落とされやすいのが、割引額も割引期間も「いつ申し込んだか」で違うという点です。KDDIの提供条件書では、auひかり ホームの電話サービス分は次のように分かれています。

申し込み時期電話サービスの割引
2018年3月1日〜2021年6月30日550円 × 60カ月(ネット側も137.5円×60カ月)
2021年7月1日〜2025年6月30日550円 × 35カ月(ずっとギガ得)/23カ月(ギガ得・標準)
2025年7月1日以降770円 × 35カ月(ずっとギガ得)/23カ月(ギガ得・標準)

※電話サービス分の割引は、その光回線設置場所での1契約目・初回の電話サービス申し込みが対象です。割引は原則として課金開始月の翌月から始まります。

長く契約している方ほど古い区分に当たるため、「770円が割り引かれているはず」と思って明細を見ると数字が合いません(2018年2月28日以前の契約はさらに別の扱いで、約款の定めによります)。また、割引期間と割引額はサービス提供開始時点の料金プランで決まり、あとからプランを変更しても変わらないとされています。マンションタイプは別の設定です。

この期間中に電話だけを解約すると、電話料金と一緒に電話側の割引もなくなります。明細上で電話料金と電話側割引が同額なら、電話料金の部分だけを見れば解約による月額差は原則として生じません。 一方、割引額のほうが小さければ(例:電話料金770円に対して割引550円)、その差額分だけが浮く計算になります。まずは自分の明細で両方の額を確認してください。なお、分割払い中の初期費用残額そのものが消えるわけでもありません。

ただし、これはあくまで「電話料金の部分だけ」の話です。請求全体で見ると話が変わります。 電話を解約すればauスマートバリューや自宅セット割のインターネットコースが外れ、Wi-Fiパックの330円割引もなくなり、一方で電話オプションの料金は消えます。どちらに転ぶかは家族のスマホ回線数と実際の割引額次第なので、必ず世帯全体の金額で比べてください。 「電話側の割引が適用中だから解約しても変わらない」と早合点すると、スマホ側で明確に損をすることがあります。

逆に言えば、電話側の割引が終わった後(申込時期により23カ月・35カ月・60カ月)は、電話を解約すれば電話料金がそのまま浮くようになります。 ただしこれも電話料金の部分だけの話で、セット割やWi-Fiパックの330円割引が外れる影響は別に計算する必要があります。使っていない自覚があるなら、このタイミングは検討の目安になります。

なお、混同しやすいので、確認するのは次の2つだと分けて考えてください。

  • 初期費用(工事費)の分割払いが何回残っているか — これは「残債」の話です。割引が終わっても分割払いが残っていることはありますし、逆もあります
  • 初期費用相当額割引がいつ終わるか(終わったか) — これは「割引の終了月」の話で、上の残債とは別物です

申込時期、ホーム/マンション、料金プラン、プロバイダで特典内容が異なるため、どちらもMy auの請求明細で「初期費用」と「初期費用相当額割引」の行を確認するか、カスタマーセンターに問い合わせて確認してください。

オプション:契約したまま使っていない人が多い

auひかり電話には、ナンバーディスプレイ・キャッチホン・着信転送などの有料オプション(月110円〜550円)と、迷惑電話撃退などの無料オプションが用意されています。

auひかり電話 有料オプション・無料オプション料金一覧表

有料オプションを複数申し込んだ場合、合計額がパック料金(550円または759円)を超えると自動的にお得なパックが適用される仕組みもあります。どちらのパックが適用されるかは、使っているHGWの機種によって決まります。

auひかり電話オプションパックの内容と月額料金の図解

ここが本題で、現場で見てきてよく感じることがあります。固定電話の使用頻度が少ないにもかかわらず、発信番号表示や電話オプションパックに加入したままになっている人が多いです。契約時に担当者に勧められてそのまま加入した、あるいは以前の回線から引き継いだ形でついてきた、というケースです。

現役営業の現場から: 「固定電話は月に数回しか使わない」という人が、電話オプションパック(月759円)に加入したままのことがよくあります。固定電話基本料770円+オプション759円で、使っていない電話に毎月1,529円払い続けている状態です。契約時に何となく勧められて加入し、そのまま見直していないケースがほとんどです。自分が何に加入しているか、一度確認してみることをおすすめします。

確認・変更はMy au(Web)の「インターネット・電話」→「契約内容の確認・変更」から行えます。画面表示は更新される場合があるため、見つからないときは公式サポートで手順を確認してください。


auひかり電話を解約すると、電話番号はどうなる?

セット割と並んで、いやそれ以上に多いのがこの質問です。「番号が変わると、取引先にも親戚にも知らせないといけない」——固定電話を解約できずにいる理由は、料金よりも番号であることのほうが多いと感じます。

先に結論をお伝えすると、「NTT加入電話へ戻せるかどうか」は、まずその番号を最初に発番したのがどこかで大きく分かれます。 今どのサービスで使っているかではありません。ここを勘違いしたまま解約手続きを進めると、戻せたはずの番号が戻らなくなります。

ただし、発番元は必要条件であって、それだけで可否が確定するわけではありません。 KDDIの案内でも、番号ポータビリティができるのは同じ市外局番を利用する地域内とされており、解約と同時に引っ越しをする場合は一部できないこともあります。最終的な可否は、移行先へ番号を伝えて確認してください。

そしてもう一つ、「NTT加入電話へ戻す」ことと「番号を使い続ける」ことは別の話です。 2025年1月から固定電話の双方向番号ポータビリティの受付が始まり、それまで持ち出せなかった番号——各事業者が発番した番号や、ひかり電話専用番号帯——も、対応する他社の固定電話サービスへ引き継げるようになりました。KDDIもこの取り組みに参加しています。つまりNTT加入電話には戻せない番号でも、別の固定電話サービスでなら使い続けられる可能性があります。 ただしエリアによっては制約があり、移行前に契約していたオプションなどは引き継げません。可否は、移行したい先の事業者に番号を伝えて確認してください。

NTT加入電話へ戻せる番号・戻せない番号

番号の発番元auひかり電話の解約時にNTT加入電話へ戻せるか
NTT加入電話で発番された番号(アナログ回線の番号を番号ポータビリティでauひかり電話へ引き継いだケース)原則として戻せる(同一市外局番エリア内などの条件あり)
KDDIで新しく発番した番号(auひかりの申し込み時に取得したケース)戻せない
NTT加入電話以外の他社電話サービスで発番された番号戻せない

KDDIの公式案内にも、「NTT加入電話以外の他社電話サービスで発番された番号をauひかりに番号継続(番号ポータビリティ)された、またはKDDIで新しく番号発番した場合は、auひかり電話を解約する際に、NTT加入電話への番号継続(番号ポータビリティ)することができない番号となります」と明記されています。

注意したいのは、「フレッツ光のひかり電話で使っていた番号」がどちらに転ぶかは、これだけでは決まらないという点です。もともとNTT加入電話の番号をひかり電話へ引き継いでいたのならNTT発番にあたるため、同一市外局番エリア内などの条件を満たせば原則として戻せますが、ひかり電話の契約時に新しく発番された番号だったなら戻せません。同じ「ひかり電話で使っていた番号」でも結論が分かれます。判断がつかない場合は自分で決めつけず、番号を伝えてKDDIとNTT東日本/西日本の両方に確認してください。

現役営業の現場から: 「ずっと同じ番号を使っているから大丈夫」と考えている方によく出会いますが、発番元は契約書面に書かれていないことがほとんどで、記憶に頼れる話ではありません。家を建てたときに固定電話を引いた方と、ネット契約のついでに電話を付けた方とでは、そもそも番号の出どころが違います。使い続けた年数は判断材料になりません。

手続きの順番を間違えると、戻せる番号も戻せなくなる

ここが最大の落とし穴です。先にauひかり電話を解約してはいけません。

auひかり電話の解約手続きを先に済ませると番号自体が消えてしまい、後からNTT加入電話へ継続することはできなくなります。正しい順番は逆で、先にNTT側へ申し込みます。

  1. 自分の番号の発番元を確認する。 auひかりに加入する前にどの電話サービスを使っていたかを思い出し、NTTの利用休止票が手元に残っていないかを探します。それでも分からなければ、番号を伝えてKDDIとNTT東日本/西日本の両方に照会します
  2. NTT加入電話で発番された番号だった場合、NTT東日本/西日本に先に申し込む(「auひかり電話の番号をNTT加入電話で継続利用したい」と伝える)
  3. NTT側で番号を戻すための工事日を決める(費用は工事内容や契約状況によって変わります。 基本工事費のほかに交換機の工事費や派遣工事費がかかることもあるため、総額は申し込み時にNTTへ確認してください)
  4. NTTの工事が完了すると、番号ポータビリティの切替に伴って、移行対象のauひかり電話契約は原則として終了します(KDDI側へ別途解約の連絡を入れる必要はありません。ただし複数の番号を契約している場合や電話オプションが付いている場合は扱いが変わることがあるため、KDDIにも確認しておくと安全です)

移行できるという回答を得るまでは、auひかり電話を解約しないでください。 移行できる番号であれば、先に解約して番号を失うという事態は避けられます。

逆に、番号を残さなくてよいのであればこの手順は不要です。使っていない番号を守るために工事費と手間をかけるより、番号ごと手放したほうが早いケースもあります。 番号を残す価値があるかどうかを先に決めてから動くと迷いません。

「電話加入権」は解約ではなく休止になっている

もう一つ、番号ポータビリティでauひかり電話にした方に知っておいてほしいことがあります。電話加入権のあるNTT加入電話から番号を引き継いだ場合、その電話加入権は解約ではなく「休止」の状態になっています。 休止の手続き自体はKDDIが代行しますが、休止工事費はNTT東日本/西日本から別途請求されます。なお、加入電話・ライトプランなど、そもそも電話加入権のない契約はこれに当たらず、休止ではなく解約の扱いになります。

気をつけたいのは、この休止が放っておいて永久に続くものではないという点です。NTT東日本NTT西日本の案内を整理すると、こうなります。

  • 当初の利用休止期間は5年
  • 5年が経過した時点で再利用や延長の申し出がない場合、NTT側でさらに5年間が自動的に延長される
  • それでも、休止工事日から10年間まったく申し出がないと、加入電話契約は解約されたものとして扱われる

つまり、放置していられるのは最長10年です。契約者から延長を申し出れば期間を継続すること自体は可能なので、番号を戻す前提で考えているなら、期限を過ぎる前に一度NTTへ確認しておくのが安全です。

「番号を戻せること」と「加入権が残っていること」は別の話です。auひかり電話へ切り替えてから長い方は、戻す前提で考えているなら、加入権が今どうなっているかをNTT東日本/西日本に確認しておくと安全です。

ここまでが固定電話まわりの話です。ただし、契約したまま放置されやすいのは電話だけではありません。 レンタル提供されているHGWと、トラブルが起きたときの窓口——この2つも見直しの対象になります。順に見ていきます。


「Wi-Fiが遅い」の原因?ホームゲートウェイ(ルーター)の世代と交換方法

auひかりでは、Wi-Fiルーターの役割を果たす「ホームゲートウェイ(HGW)」がレンタルで提供されます。契約時期によって機種が異なり、古い機種を使い続けているケースが多いです。自分の機種は、本体側面のラベルに書かれた型番(BL〜で始まる英数字)で確認できます。

auひかりHGW(ホームゲートウェイ)機種別Wi-Fi世代比較(BL190HW・BL900HW・BL1000HW・BL1500HM・BL4000HM)

BL190HWやBL900HWといった旧世代の機種を今も使っている場合、交換を検討する価値があります。 ただし、Wi-Fiが遅い原因はHGWだけとは限りません。交換前に、有線接続時の速度、設置場所、接続台数、利用周波数帯(2.4GHz/5GHz)も切り分けると、不要な交換を避けられます。

最新のHGW-BL4000HMは最新規格のWi-Fi 7に対応した機種で、2025年12月23日から提供が始まりました。対象はホームの10ギガ・5ギガプランで、新規契約者だけでなく、すでに10ギガ・5ギガプランを契約している人も希望交換(3,300円)で入手できます。 対応する端末があれば従来比で大幅な速度向上が期待できます。

現役営業の現場から: 契約したときのままBL190HWやBL900HWを使い続けている相談者を見かけます。交換後に体感が改善した例はありますが、住環境や端末によって結果は異なります。まず型番と有線接続時の速度を確認し、HGWがボトルネックかを切り分けるのが実務上の近道です。

機種交換の費用:3,300円(有料)


auひかりの問い合わせ先は?auショップとサポート窓口の違い

auひかりで見落とされがちなデメリットの一つが、回線のトラブル対応が店頭ではなく、電話・Webの窓口に寄っている点です。

「近くにauショップがあるから、回線トラブルもその場で直してもらえる」と考えるのは避けた方がよいでしょう。auショップの主業務はスマホ端末の販売・サポートで、auひかりの回線トラブルは契約プロバイダやKDDIの指定窓口が担当します。店舗で受けられる案内と、これらの窓口が担当する故障・接続対応は別のものです。店頭では対応できないので指定の窓口へ、と案内されることがあるというのが実情です。

ネットにつながらない、速度が急に落ちたといった場合は、まずau公式の障害・メンテナンス情報とトラブル診断を確認し、その後に契約プロバイダまたはKDDIの指定窓口へ連絡します。問い合わせ先はプロバイダによって異なるため、契約書面やMy auで確認しておくとスムーズです。

現役営業の現場から: 以下は相談者から聞いた事例で、全店舗に共通する運用を示すものではありません。auショップへ相談した後、回線の故障や接続設定について電話窓口を案内されたという話をよく聞きます。「同じauだから店で直してもらえる」と思って来店すると、二度手間になることがあります。急ぎのときほど、障害情報を確認してから契約プロバイダまたは公式案内に記載された窓口へ連絡するのが確実です。


個人的な見解として

私が「auひかりは遅い」という相談を受けたとき、原因が回線そのものだったケースはあまり多くありません。宅内のWi-Fi環境や旧型のHGWが効いていたことのほうが多い、というのが実感です。だからこそ、契約そのものを見直す前に、まず環境を疑う価値があると思っています。

そのうえで、自分が個人でauひかり電話を契約していたら、残すか外すかは次の順番で決めます。

  1. 番号を残す必要があるか — 残すなら、そもそも解約手続きの順番を間違えられません。ここが最優先です
  2. スマホ側の割引が実際にいくら効いているか — 「最大1,100円」ではなく、My auの明細に出ている実額で見ます
  3. 初期費用相当額割引の電話側割引が、電話料金と同額か — 明細で両方の実額を並べます。同額なら電話料金の部分だけ見れば差は出ませんが、割引が550円で電話料金が770円なら、差額の220円が削減対象です。いずれにしてもセット割やWi-Fiパックまで含めた総額は動きます
  4. オプションが乗っていないか — 電話オプションパックが付いたままなら、電話そのものより先にここを削ります

この順で見ると、「使っていないから解約」と即断せずに済みます。現場では、そもそも自分が固定電話を契約していること自体を把握していない方を何人も見てきました。中には、その固定電話にさらにオプションが付いている方もいます。まずは契約内容を確認するところからです。

契約内容の確認や電話オプションの変更は、My au(Web)で手続きできるものがあります。電話サービス自体の解約や、Webで完結しない手続きは指定窓口への連絡が必要です。窓口は契約プロバイダや手続き内容で異なるため、「すべて店頭不可」と決めつけず、公式の手続き案内を先に確認するのが確実です。


まとめ

auひかりは「知らないまま損している人」が多い回線です。

  • 固定電話まわり:セット割の適用コース、Wi-Fiパックの330円差、使っていないオプションを確認。UQ mobile+対象のでんきサービスでも、自動継続ではなく「でんきコース」の適用条件と申し込み状況の確認が必要です
  • 電話番号:NTT加入電話で発番された番号だけがNTTへ戻せます(同一市外局番エリア内などの条件あり)。先にauひかり電話を解約すると番号は戻せなくなるので、番号を残したいならNTT東日本/西日本への申し込みが先です
  • 解約の損得:初期費用相当額割引の電話側割引が適用中で、その額が電話料金と同額なら、電話料金の部分だけ見れば差は出ません(割引額と期間は申込時期で違い、古い契約は550円×60カ月の区分もあります)。ただしセット割・Wi-Fiパック・電話オプションまで含めた世帯全体の金額で比べないと判断を誤ります
  • HGW(ルーター):本体側面のラベルで型番をチェック。BL190HWやBL900HWなど旧世代のままなら、有線速度などを切り分けたうえで交換(3,300円)を検討。10ギガ・5ギガプランならWi-Fi 7対応のBL4000HMも選択肢です
  • サポート体制:「auショップに行けば解決する」という思い込みを捨て、障害情報を確認したうえで、契約プロバイダまたは公式案内に記載された窓口へ連絡しましょう(窓口はプロバイダによって異なります)

すでにauひかりを契約している方は、この5点を一度チェックするだけで、毎月の負担や満足度が変わってきます。


参照した一次情報(公式サイト)

本記事の料金・適用条件・機器仕様は、KDDIおよびUQ mobileの公式情報を2026年7月12日に確認し、電話番号の継続可否・電話加入権の休止、および初期費用相当額割引の申込時期別の内容は2026年7月29日に確認しています。「現役営業の現場から」と記した部分は私の実務経験に基づく事例であり、全契約者に当てはまる統計ではありません。キャンペーン、対象プラン、手続き方法は変更される場合があるため、申し込み・解約前に各社公式サイトと契約画面で最新情報をご確認ください。

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