光回線の値上げ一覧【2026年】いつから・いくら上がる?現役営業が解説

2026年の光回線値上げ。あなたはいつから、月いくら?全員が同じ月に上がるわけではありませんと書かれたアイキャッチ画像 料金・セット割

執筆:現役の通信業界営業マンプロフィール・情報の扱いについて →

最終更新:2026年7月29日(各社の公式発表を確認済み)

2026年はNURO光・So-net光・DTI(光 withフレッツ/光シンプルプラン)・ソフトバンク光で光回線の値上げがあり、フレッツ光の長期割引も順次終了しています。さらにNTTの加入電話(アナログの固定電話)の基本料は、2026年4月からすでに上がっています。ただし全員が同じ月・同じ額で上がるわけではありません。

この記事では料金プランの一覧やエリアの説明はしません。すでに契約している人が「自分はいつから、いくら上がるのか」を確定させることに絞って、会社別の一覧から順に説明します。


この記事でわかること

  • 2026年に値上げする光回線の会社別一覧(いつから・月いくら・年いくら・手続きの要否)
  • 自分の適用月を確定させる手順——ソフトバンク光だけは契約期間満了月が起点になります
  • 特に期限確認が必要なもの2つ=NURO光の契約解除料の免除期限と、「DTI 光 withフレッツ」対象者の同意期限(対象者が放置すると、DTI側の契約がメールアドレス・付帯オプションごと解約され、NTT東西の回線契約だけが残ります)
  • 請求明細を見ないと気づきにくい値上げ=フレッツ光の割引終了と、加入電話の基本料(手続き不要で自動適用済み)

【結論】2026年に値上げする光回線の一覧

まず全体像です。金額はすべて税込、2026年7月26日時点(J:COM PHONEのみ2026年7月29日時点)で各社が公式に発表している内容です。

2026年の光回線値上げ一覧表。NURO光・So-net光・DTI 光 withフレッツ・DTI 光シンプルプラン/Ubic・ソフトバンク光1ギガ・フレッツ光東西・NTT加入電話・J:COM PHONEについて、いつから・月額の増加・手続きの要否をまとめた比較表
回線対象いつから月額の増加年間の増加契約者の手続き
NURO光対象プラン(旧プランを含む20以上)2026年9月1日+210〜570円+2,520〜6,840円不要(解約を考えるなら期限あり)
So-net光10ギガ・withフレッツなど2026年10月1日+42〜330円+504〜3,960円不要
DTI 光 withフレッツファミリー/マンション(対象者)2026年10月利用分ファミリー+164円/マンション+132円+1,968円/+1,584円同意が必要(対象者へ個別案内)
DTI 光シンプルプラン/Ubicプランフレッツ光でDTIをプロバイダにしている人/Ubicプランを契約している人(メールだけ残している人など)2026年7月利用分(適用済み)ファミリー+164円/マンション+132円/Ubic+110円+1,968円/+1,584円/+1,320円不要(シンプルプランは、5月1日時点で契約中かつ最低利用期間内だった一部契約者に解約手数料免除あり
ソフトバンク光・1ギガ戸建て・マンション(10ギガは対象外)2026年12月以降。自動更新プランは契約期間満了月の翌月+330円+3,960円不要
フレッツ光(東日本)にねん割の終了契約満了月から順次戸建て+770円/マンション+110円+9,240円/+1,320円不要(自動で通常料金へ)
フレッツ光(西日本)光はじめ割の終了契約満了月から順次契約内容による不要(自動で通常料金へ)
NTT加入電話加入電話・加入電話ライトプラン2026年4月1日利用分(適用済み)住宅用+220円/事務用+330円+2,640円/+3,960円不要(自動適用)
J:COM PHONE プラス/ひかり住宅用回線(2回線目以降は対象外2026年7月〜9月に順次(YCVエリアは9月)+242円+2,904円不要(ただし改定に同意できないことを理由とする解約なら契約解除料は請求されません

会社別の詳しい内容は、それぞれの記事にまとめています。

主要プラン別の改定額(判断を間違えやすい代表例)

契約者が多い主要プランと、値上げ幅が大きいプランを抜粋しています(全対象プランは各社の公式告知を参照してください)。

事業者・プラン改定前改定後値上げ幅
NURO光 2ギガ(3年契約・戸建て)5,200円5,720円+520円
NURO光 One 10ギガ(戸建て)6,050円6,600円+550円
NURO光 for マンション 2ギガ(3年契約)2,210円2,420円+210円
NURO光 でんわ(西日本)330円550円+220円
So-net光 withフレッツ S(マンション)990円1,320円+330円
ソフトバンク光・戸建て(2年自動更新)5,720円6,050円+330円

NURO光は記号プラン(G2T・G2D・G2Vなど)を含む20以上のプランが対象で、値上げ幅は月210〜570円。自分のプラン名はNURO光マイページの「ご契約内容」→「お申込プラン」で確認できます。ソフトバンク光は1ギガの各タイプでは値上げ幅が一律+330円です(10ギガは改定対象外。戸建ての5年自動更新プランは後述のPayPayカード割の対象外)。So-net光は9月1日にオプション(安心サポート330円→550円など)も改定されます。

月額の改定発表を確認していない主要回線(2026年7月26日時点)

自分の契約先が上の表にない場合、「対象外なのか、まだ発表されていないのか」が分からないと判断できません。本記事では上表の各社に加えて次の4回線の公式お知らせを確認しましたが、2026年の月額基本料の改定発表は見つかりませんでした(発表がないことを保証するものではないので、契約先の公式サイトも確認してください)。

回線月額基本料の改定備考
ドコモ光確認できない新規工事料は2026年6月1日申込分から改定(後述)
auひかり確認できない
楽天ひかり確認できない
BIGLOBE光確認できない「BIGLOBE光 with フレッツ」は2026年2月末日で提供終了。手続き不要で「ひかり」コースなどへ移行(BIGLOBE公式)。値上げではありませんが請求額が変わっていないか確認を

2026年の値上げは4系統——自分がどれに当たるか

一覧の背景を整理します。「光回線の値上げ」として語られているものには、性質の違う4系統があります。ここを混ぜて読むと、他社の情報を見ても自分の話かどうか判断できません。

系統中身自分で動く必要
①月額基本料の改定NURO光・So-net光・DTI(withフレッツ/シンプルプラン/Ubic)・ソフトバンク光・J:COM PHONENURO光は免除期限、DTI 光 withフレッツは対象者に同意期限あり、J:COM PHONEは改定を理由とする解約なら解除料が免除
②割引の終了フレッツ光の「にねん割」「光はじめ割」なし(自動で通常料金へ)
③加入電話の基本料NTT東西の「加入電話」「加入電話・ライトプラン」なし(手続き不要で自動適用)
④工事費NTT東日本・ドコモ光などの新規工事費・撤去工事費解約・乗り換えをするときだけ影響

①②③は、いま払っている請求額が上がる話で、④は解約・乗り換えをするときだけ発生します。 ①〜③を先に確認して、④は動くと決めてから見れば十分です。なお②と③は手続きをしなくても上がります。事業者ごとにメール・SMS・書面などで案内されますが、見落とすこともあるため、請求明細と契約内容の確認が確実です。

なお、③の対象は銅線(メタル回線)を使う「加入電話」「加入電話・ライトプラン」だけで、光回線を使う「ひかり電話」は対象外ですNTT東日本公式)。ニュースで「固定電話が値上げ」と見た方は、まず自分の固定電話がどちらなのかを確認してください(見分け方は後述します)。

※請求書に「ブロードバンドユニバーサルサービス料」という項目が増えることがありますが、電気通信事業者協会(TCA)によると2026年度は1回線あたり年間2円(税込2.2円)で、請求するかどうかも事業者ごとの判断です。月額数百円の値上げとは規模が違います。


「自分はいつから、いくら上がるか」を確定させる手順

一覧は出発点です。実際の適用月と金額は、次の順番で確認すると確定します。

自分がいつから月いくら値上げされるかを確定させる5ステップの図解。請求明細を見る→プラン名を確認→契約期間の満了月→特典の終了月→実質の増加額を計算

手順1:請求明細で契約先とサービス名を確認する。 光回線とプロバイダが別契約になっている場合(フレッツ光+プロバイダ)は、それぞれ別に確認が必要です。固定電話があるなら「加入電話」か「ひかり電話」かもここで見ます。

手順2:一覧表で自分のプランの値上げ幅を確認する。 プラン名は契約書面かマイページで確認します。旧プラン名(記号プランなど)の場合、公式の告知ページで自分のプラン名を探すのが確実です。

手順3:契約期間の満了月を確認する。 ここがソフトバンク光の落とし穴です。ソフトバンク公式FAQによると、自動更新プランの契約者は「2026年12月以降の契約期間満了月の翌月利用分から」改定後の料金になります。一律12月ではありません。 自動更新なしのプランだけが12月利用分から一律です。つまり同じソフトバンク光でも、隣の家と自分で適用月が違います。満了月はMy SoftBankで確認します。なお10ギガは改定対象外です。

手順4:割引・特典の名称と終了月を確認する。 特典は改定日そのものを動かしませんが、請求額の見え方を変えます。 NURO光の公式告知では、2種類が書き分けられています。

  • 「月額基本料金から○円割引」のような特典:「割引額に変更はありません」=割引額は据え置きなので、基本料が上がった分だけ請求額も上がります
  • 「月額基本料金無料」「ワンコイン(500円)」など支払額が固定される特典:「引き続き同条件のままご利用いただけます」=特典期間中の請求額は変わらず、特典が終わった時点で改定後の基本料が適用されます

後者に当てはまる方は、値上げの月に請求額が変わりません。それを見て「自分は対象外だった」と考えると、特典が終わったときに通常料金への復帰と値上げ分が同時に来ます。So-netも同様に、割引額は変更せず特典終了後に改定後料金を適用すると告知しています。

手順5:実質の増加額を計算する。 割引の有無を含めると、正確には次の式になります。

(改定後の基本料 − 改定後に適用される割引)−(改定前の基本料 − 改定前に適用されていた割引)= 月あたりの実質増加額

具体例で見ると分かりやすいと思います。

  • ソフトバンク光・戸建て(2年自動更新):月+330円、年+3,960円。ただし新設の「PayPayカード割(B)」(対象プランで支払い方法をPayPayカードに設定すると月330円割引)が適用できれば、回線部分の増額は相殺できます。戸建ての5年自動更新プラン(TVセット)は対象外なので、その場合は相殺手段がありません。また公式FAQには、料金改定後は契約解除料も改定後の基本料金に連動して変わると記載があります(更新期間外に解約する場合の負担が変わります)
  • NURO光 2ギガ(3年契約・戸建て):月+520円、年+6,240円。このプランも、料金改定にともなう見直し期限(契約解除料の免除)の対象です。対象プラン全体の条件は次のセクションで説明します
  • フレッツ光(東日本)・戸建てでにねん割が終了:月+770円、年+9,240円。今回のどの月額改定よりも大きく、しかも自分で気づく必要があります

現役営業の現場から: 実際の請求を見て「急に料金が上がった」と問い合わせをいただくことは、まあまああります。よく確認してみると、値上げではなく契約時の割引が終わっただけというケースです。改定や割引終了は事業者ごとにメールや書面などで案内されますが、見落とされている方が多い印象です。ですから、届いた案内を探すよりも、先に請求明細と契約プランを見てしまった方が早いと思います。上の手順3と手順4が分かれば、あとは計算するだけです。


期限があるもの①:NURO光は契約解除料の免除期限あり

上表の各社の告知を確認したかぎり、値上げに伴って契約解除料の免除期限が明示されているのはNURO光でした。 ただし公式の案内には制度が2つあり、申請方法も免除される費目も違います。

移行期間初期契約解除
申請期間2026年7月1日〜9月30日契約変更後に郵送される書面の受領日を含む8日間
申請方法通常の解約手続き(マイページ等のWebも可)書面のみ(Web不可・郵送)
解約完了日自分で指定できる(指定した解約完了日が2026年10月31日までであること)指定できない(書面到着後、オプションを含む全サービスが即日解約)
免除対象契約解除料のみ契約解除料および一部月額料金など

公式告知には、「お客さまの契約状況によっては『初期契約解除』を申請された方が最終的な負担金額が低くなる場合があります」と明記されています。 移行期間の方が期間が長く手続きも簡単なので、そちらを選びたくなりますが、免除される費目は初期契約解除の方が広いということです。

そしてどちらの制度でも、工事費の残債は免除されません。 ONUを返却しなかった場合の機器損害金、電話番号を引き継ぐ場合の手続き期限など、費目ごとの扱いはNURO光の値上げの記事にまとめました。

なお、移行期間のような制度が示されていない事業者では、値上げ後も契約解除料の条件は通常どおりです。「値上げされたのだから違約金なしで解約できるはず」は、全社に当てはまるわけではありません。


期限があるもの②:「DTI 光 withフレッツ」の対象者が同意を忘れるとプロバイダだけ解約される

金額は小さくても、見落としたときの影響が大きいのがこれです。具体的な同意期限は公式に公表されておらず、対象者へ個別に案内されます。

DTIの公式告知によると、「DTI 光 withフレッツ」は2026年10月利用分から基本料金が改定され(ファミリープラン1,046円→1,210円、マンションプラン748円→880円)、継続には価格改定への同意が必要とされています。そして、定められた期限までに同意が得られない場合、2026年9月末をもって「対象のお客様」のプランが自動的に解約されます。

重要なのは、NTT東日本・西日本との光回線の契約は継続すると明記されている点です。つまり同意を忘れると、DTI側の契約だけが解約されてインターネットが使えなくなり、回線側の契約と請求は残るという状態になり得ます。フレッツ光は回線とプロバイダが別契約なので、こういうことが起こります。

なお、具体的な同意期限は公式告知には書かれておらず、「対象のお客様へ改めて個別にご案内」とされています。「DTI 光 withフレッツ」を使っている方は、DTIから届く案内メールを広告だと思って処理しないでください。 今後、契約先から「同意のお願い」が届いた場合も、広告と判断せず、期限と未回答時の扱いを確認してください。

なお、この告知は旧「DTI 光 withフレッツライトプラン」から自動移行した方への案内も兼ねており(移行割引は今回の改定で終了します)、公式には「対象のお客様」という書き方にとどまっています。自分が同意手続きの対象かどうかは、届く個別案内で確認するのが確実です。 また、2026年9月までに「DTI 光 withフレッツ」への移行が完了していない場合は、10月以降もしばらく現在と同じ料金のままで、移行が完了した時点から改定後の料金になると案内されています(同告知)。同じ旧ライトの契約者でも、値上げが始まる月は移行のタイミング次第で変わります。 また、DTI基本料金の23か月半額特典を適用中の場合は、2026年10月ご利用分以降は改定後の基本料金に対して半額が適用されると案内されています。値上げ額自体は月164円・132円と小さいので、金額よりも「同意を忘れないこと」が重要な改定です。

なお、同じDTIでも「DTI 光シンプルプラン」(フレッツ光の回線はそのままで、プロバイダだけDTIと契約するプラン)は別の告知で、2026年7月ご利用分からすでに改定されています(ファミリープラン1,046円→1,210円、マンションプラン748円→880円公式告知)。「DTI 光 withフレッツ」と異なり、公式告知には継続のための同意手続きは案内されていません。 同意期限に間に合わなかった場合の受け皿として、DTIは公式告知の中でこのシンプルプランを案内していますが、改定後の通常基本料金は両プランとも同額です(ファミリー1,210円・マンション880円)。

あわせて、メールアドレスだけを残すための「Ubicプラン」も220円→330円に改定されているので(公式)、Ubicプランを契約している方は、そのメールアドレスを現在も使っているか確認してください。

ここまでは、フレッツ光を契約したままプロバイダだけDTIにしている方の話です。 回線とプロバイダをまとめて契約する光コラボの「DTI光」(ファミリープラン/マンションプラン/クロス)は、2026年7月26日時点で月額基本料の改定発表を確認できませんでした。ただし値上げとは別に、無料の高速化オプションが未申込のままになっている、auセット割の対象表にいまのauプラン名がない、といった見落としポイントがあります。 DTI光を契約したまま見直していない人が確認すべき4つのことにまとめました。


請求明細を見ないと気づきにくい値上げ:フレッツ光の割引終了

②の系統です。フレッツ光の長期割引が順次終了しています。

  • NTT東日本「にねん割」2023年9月30日に新規受付終了。契約満了月を迎えた方から順次終了。終了後の値上がりは戸建てで月770円、マンションで月110円
  • NTT西日本「光はじめ割」2024年10月31日に新規受付終了。2025年2月以降、契約満了月を迎えた方から順次終了。満了月はNTT西日本のマイページで「割引契約更新月(満了月)」として確認でき確認方法、請求書・Myビリングにも満了の3か月前から案内が記載されます(判断がつかない場合の窓口は0120-116-116/午前9時〜午後5時)

厄介なのは、終了しても契約は自動解約されず、通常料金でそのまま使い続けられることです。回線が止まるわけではないので、請求明細や事前の案内を確認しないと気づきにくいところです。

さらに、後継の割引に入り直せるとは限りません。 NTT西日本「光はじめ割ネクスト」の公式ページでは、「光はじめ割」を現在適用中または過去に適用していた場合は割引の対象外とされています。


加入電話の基本料は2026年4月からすでに上がっています

③の系統です。NTT東西は、銅線(メタル回線)を使う固定電話の回線使用料を2026年4月1日利用分から改定しました。住宅用は一律+220円/月、事務用は一律+330円/月です。約30年ぶりの基本料の改定です。

そして公式に、こう書かれています。「お客さまによるお手続きは不要です。2026年4月1日ご利用分から自動的に改定後の料金が適用となります」(NTT東日本公式)。

つまりこの記事を読んでいる時点で、対象の方はすでに数か月分多く払っています。

現役営業の現場から: この改定について、私が接客した範囲では問い合わせを受けたことがほとんどありません。アナログの固定電話を長く使っている方には、特に認知されていないと感じます(これは私が受けた相談の範囲の話で、契約者全体の傾向を示す統計ではありません)。「実家がまだアナログの固定電話だ」と思い当たった方が確認するのが、現実的な気づき方だと思います。

なお、加入電話については2025年9月29日に、この値上げと同じ日に「加入電話そのものを光回線・モバイル回線のサービスへ移していく」という方針も発表されています。 移行先の月額や電話加入権の扱い、番号を残す手順まではこの記事では扱いきれないため、固定電話の値上げ2026|加入電話の契約者が確認すべき4つのことにまとめました。

加入電話とひかり電話の見分け方(セット割の条件になるのはどちら)

ここは取り違えると不要な解約につながるので、順番に確認してください。

今回値上げされた「加入電話」と、光回線のオプションである「ひかり電話」「光電話」は別の契約です。 請求明細に「加入電話」「加入電話・ライトプラン」と書かれていれば今回の値上げの対象、「ひかり電話」やそれに相当する光回線オプション名なら対象外です。NTT以外の光回線(auひかり・ソフトバンク光・NURO光など)で契約している電話サービスも、今回の改定の対象ではありません。

そのうえで、今回の+220円より金額が大きい可能性があるのが光電話側の付加サービスです。 ナンバー・ディスプレイやキャッチホンなどが積み上がり、私が確認した相談事例でも、基本料と付加サービスの合計が月1,000円を超えていたケースが複数ありました(各サービスの月額はNTT東日本の一覧で確認できます)。加入電話の値上げを気にするより先に、こちらの内訳を見た方が金額としては大きいかもしれません。

ただし、光回線側の電話サービスを解約するときは、スマホのセット割の条件になっていないかを先に確認してください。 「使っていないから解約」と動いた結果、スマホの割引まで消えることがあります(各社の条件は記事末尾のリンクから確認できます)。


乗り換える場合の費用と、回収にかかる月数

ここは乗り換えを検討する人だけ読めば十分です。

④の系統です。今の請求額には影響しませんが、動くと決めたときの見積もりが変わります。

NTT東日本は撤去工事費を2026年4月1日申込分から新設し、基本工事費も7月1日申込分から改定公式)。ドコモ光・ahamo光は2026年6月1日申込分から、派遣工事を伴う新規工事料が22,000円→28,600円公式)。どちらも「申込日基準」で、すでに改定後です。ただし工事費相当の還元を用意している事業者もあるので、額面ではなく還元後の実質負担で比較してください(還元の受取時期・条件・上限まで確認が必要です)。

そのうえで、乗り換えが得かどうかは次の式で判断できます。

(事務手数料+工事費+工事費残債+契約解除料 − 還元額)÷ 乗り換えで下がる月額 = 回収にかかる月数

たとえば費用の合計が2万円で、月700円安くなるなら回収は約29か月。その回線を約2年半以上使い続ける前提でなければ、月額だけ見た「安くなる」は成立しません。


請求書を見ながら決める5つの選択肢

値上げへの対応は「乗り換えるかどうか」の二択ではありません。私が相談を受けた範囲では、オプションを外すか、乗り換えを検討するかのどちらかに落ち着くことが多い印象です。ただ光回線はスマホと違って手続きが面倒で、そこがネックになって結局動かない方も少なくありません。手間が軽い順に5つ挙げるので、上から検討して割に合うところで止めるのが現実的です。

  1. そのまま継続する——速度に不満がなく値上げ額が月数百円なら、これも合理的です。乗り換えには工事費・事務手数料・手間がかかります
  2. プランを見直す——契約が古いままだと、同じ会社の現行プランの方が安い場合があります。「3年契約」「2年契約」といった旧プランを使い続けている方は確認の価値があります
  3. オプションを解約する——値上げ幅より、使っていないオプションの方が大きいことがよくあります。ひかりTV・セキュリティ・サポートパック・使っていない光電話など、明細を1行ずつ見てください。該当するオプションがあれば、月額を直接下げられます
  4. 支払方法を変える——ソフトバンク光の「PayPayカード割(B)」のように、支払方法の条件を満たすと値引きされる仕組みがあります。公式FAQによると割引額はノーマルカードで330円/月、ゴールドカードで550円/月。ただしゴールドカードは年会費11,000円なので、回線の値引きだけで回収できるかは別に計算してください。既存契約では改定後料金への切り替え時期に合わせて適用される案内になっているため、適用開始の時期も確認が必要です
  5. 他社へ乗り換える——前のセクションの回収月数で判断します

値上げだけを理由に急いで乗り換えない方がよいケース

次のどれかに当てはまるなら、いったん立ち止まった方が結果的に得をしやすいです。

  • 現在の速度・安定性に不満がない
  • 工事費の残債が大きく残っている
  • スマホのセット割が家族の複数回線に適用されている
  • 固定電話の番号を引き継げるか確認していない
  • 賃貸で、撤去や原状回復の条件を管理会社に確認していない

「値上げ」を切り口にした勧誘への注意

この時期に注意したいのが、値上げを入口にした電話・訪問の勧誘です。値上げ自体は事実なので、話の入口として使いやすいのです。

ただし、②の割引終了と③の加入電話の値上げについては、利用者側に必要な手続きはありません。 ですから「割引が終わるので手続きが必要です」と言われた時点で、前提を確認する必要があります。確認するのは、①会社名(どこの会社で、どこかの代理店なのか)②契約先がどこに変わるのか③書面で内容を確認できるか——この3つです。その場で決めず、自分から公式窓口に掛け直すのが確実です。

現役営業の現場から: 私が値上げの案内をするときは、「見直しのいい機会ができて良かったですね」とお伝えしています。売り手側の言い換えだと言われればそのとおりですが、こういうきっかけがないと契約はなかなか見直さないものです。ただ、見直しの機会だと言いながら「今日中に手続きしないと」と急かすのは別の話です。急がせる説明が出てきたら、その場では決めずに掛け直してください。


現役営業の結論:値上げだけで乗り換える必要はない

※ここでの意見は、通信業界の営業として複数の光回線を日々提案・比較してきた立場からの判断です。

2026年の改定をひととおり確認して思うのは、金額の大きさより「気づけるかどうか」の差が大きいということです。期限が示されている改定は、日付が明確なので自分で決められます。厄介なのは、手続きも不要で静かに請求額だけが変わるタイプで、金額が小さいほど気づかれず、長く続きます。

私が契約者の立場なら、この機会にやるのは1つだけです。直近の請求明細を1行ずつ最後まで読むこと。 値上げ額を各社サイトで調べるより、自分の明細に何が並んでいるかを見た方が、値上げ額以上の不要なオプションが見つかることもあります。そのうえで「無駄はない、速度にも不満はない」と確認できたなら、継続で構わないと思います。調べた結果として現状維持を選ぶのは、気づかないまま払い続けるのとは全く違います。

確認すべき要点は3つです。

  • 適用月は人によって違う:ソフトバンク光の自動更新プランは契約期間満了月の翌月起点。特典が支払額固定型なら、値上げの月に請求額は変わらず、特典終了時にまとめて上がります
  • 特に期限確認が必要なのは2つ:NURO光の契約解除料の免除(9月30日までに申請し、指定した解約完了日が10月31日まで)と、「DTI 光 withフレッツ」対象者の同意(自分が対象かは届く個別案内で確認。未同意なら9月末でDTI側の契約が、メールアドレス・付帯オプションを含めて解約)
  • 請求明細を見ないと気づきにくい値上げが2つ:フレッツ光の割引終了と、加入電話の基本料(2026年4月から自動適用済み・ひかり電話は対象外)

契約中の回線ごとの確認先

やりたいことから選んでください。


よくある質問

Q. 期限までに解約を申請すれば、実際に使い終わる日は後でもよいのですか?

NURO光の移行期間については、公式告知で解約完了日を自分で指定できるとされています(ただし2026年10月31日までに完了していないと契約解除料は免除されません)。申請だけ先に済ませて、乗り換え先の開通に合わせることは可能です。ただし電話番号を引き継ぐ場合は、期間内に転出手続きまで完了している必要があります。

Q. 案内のメールや書面が届いていなくても、値上げの対象になりますか?

少なくともNURO光では、対象プランの契約者に料金改定が適用されるとしたうえで、登録されている顧客情報が最新でない場合には通知が届かないことがあると公式に注記されています。つまり「案内が来ていないから自分は対象外」とは限りません。マイページの登録情報と請求明細を確認してください。

Q. ニュースで「固定電話が値上げ」と見ました。うちも上がりますか?

対象は「加入電話」「加入電話・ライトプラン」で、ひかり電話は対象外です。請求明細のサービス名で判別してください。

Q. 自分の契約先が一覧に載っていません。値上げされないということですか?

本記事の調査範囲で改定発表を確認できなかった、という意味です。発表がないことを保証するものではないので、契約先の公式サイトのお知らせも確認してください。


参照した公式情報

本記事の料金・改定時期・免除条件は、各社および電気通信事業者協会の公式情報を2026年7月26日に確認しています。「月額の改定発表を確認していない主要回線」は同日時点で各社公式サイトのお知らせを確認した結果であり、発表がないことを保証するものではありません。「現役営業の現場から」と記した部分は私が受けた相談に基づく事例であり、全契約者に当てはまる統計ではありません。改定の適用時期は契約プラン・契約期間・特典の利用状況によって異なり、本文の表以外にも対象プランがあります。制度・料金は変更される場合があるため、自分の契約がどう変わるかは必ず各社公式サイトと契約画面・請求明細でご確認ください。

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