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最終更新:2026年8月1日(ソフトバンクの公式情報を確認済み)
この記事で扱うのは、ソフトバンク光の回線契約は継続したまま、「光BBユニットレンタル」というオプションだけを利用停止するケースです。 ソフトバンク光そのものを解約する手続きとは異なります。本記事の内容は、公式FAQの対象であるSoftBank 光・1ギガ/SoftBank 光+・1ギガを前提にしています(10ギガは機器の体系が別のため、同じ手順は当てはまりません)。
光BBユニットを利用停止すると、Wi-Fiが使えなくなるだけでなく、ホワイト光電話やBBフォンといった電話サービス、そして「IPv6高速ハイブリッド」という混雑時間帯でも速度が出やすい接続方式まで、あわせて使えなくなります。 白い機器1台に複数の機能が同居しているため、「市販ルーターに替えたいから、とりあえず外そう」と手続きを進めると、想定していなかったものまで失うことになりかねません。
この記事では、料金プランの一覧やエリアの説明はしません。すでに光BBユニットを契約していて、市販ルーターへの切り替えや利用停止を検討している人が、何を残して何を外すのかを判断するための材料と、手続き・返却時に見落としやすい注意点を、公式情報をもとに整理します。
なお、「おうち割 光セット」の3点セット(光BBユニット・Wi-Fiマルチパック・電話サービス)の割引条件や、電話サービスを起点にした損得計算は、別記事のソフトバンク光の固定電話、使ってないから解約していい?で詳しく解説しています。本記事は「光BBユニットを利用停止する」という行為そのものを起点に、その影響範囲と手続きを整理します。
この記事でわかること
- 光BBユニットを利用停止すると、Wi-Fi以外に何が一緒に使えなくなるのか、実際の手続きステップ(見直し①)
- 「Wi-Fiだけ不要」なら、光BBユニット自体は残してWi-Fiマルチパックだけ外すという選択肢と、その落とし穴(見直し②)
- 市販ルーターに替える際、二重ルーターにならないための接続の決め方(見直し②)
- 解約・返却で失敗しがちなポイント——返却対象・返却期限・未返却時の違約金(見直し③)
見直し①:光BBユニットを利用停止すると、Wi-Fiだけでなく電話・IPv6も一緒に失う
光BBユニットは、My SoftBankから単独で利用停止(解約)の手続きができます。解除料はかかりません。ただし、この1台に複数の機能が同居しているため、手続きの中身と影響範囲を確認しておく必要があります。
光BBユニットだけを利用停止する手順
公式FAQで案内されている手順は、次のとおりです。
- My SoftBankへログイン
- 「ご加入中オプション/パック」から「光BBユニットレンタル」の「変更する」を選ぶ
- 注意事項を確認し「変更/停止する」を選ぶ(セキュリティ番号の入力が必要な場合あり)
- 内容を確認して「変更」を選ぶ
- 同意にチェックして「確認する」を選ぶ
- 「解約する」にチェックして「確認する」を選ぶ
- 「接続方式変更を申し込む」にチェックして「確認する」を選ぶ
- 申し込みを確定する
ポイントは7番目です。光BBユニットの利用停止手続きには、「接続方式変更」の申込が組み込まれています。 単に機器を外すだけの手続きではなく、この申込を行うことで、ソフトバンク光の接続方式がIPv6高速ハイブリッドから従来のIPv4方式に切り替わる仕組みです。また、光BBユニットを使わず、市販ルーターをONUなどに直接つなぐ場合は、認証ID(S-ID)とパスワードを市販ルーターに設定するユーザー認証設定(PPPoE設定)が必要です。 S-IDは契約時に届く「ご利用開始のご案内」に記載されています(光BBユニットを残してAP/ブリッジモードで使う場合は、インターネット接続とルーターの役割を光BBユニットが担うため、市販ルーターへのこの設定は不要です。詳しくは見直し②で説明します)。
通信を途切れさせないための実行順序
光BBユニットを完全に利用停止する場合、機器を先に返却してしまうと、市販ルーターの準備ができていないまま通信できない期間が生まれることがあります。次の順序で進めると、切り替えの失敗を避けやすくなります。
- S-IDと接続パスワードを「ご利用開始のご案内」またはMy SoftBankで確認しておく
- 市販ルーターを用意し、PPPoE接続設定の画面でS-ID・認証パスワードを入力できる機種か確認する(対応機種なら事前に登録しておくと切り替え時間を短縮できます)
- My SoftBankで光BBユニットの利用停止・接続方式変更を申し込む
- 申込完了後の手続き状況をMy SoftBankで確認する。 完了時期や確認画面が分からない場合は、配線を外す前にチャットサポートなどへ「接続方式変更が完了し、市販ルーターのPPPoE接続へ切り替えられる状態か」を確認する
- 配線を市販ルーターに切り替え、ルーターが「接続中」の状態になり、実際にWebサイトを開けることを確認する
- 正常に接続できたことを確認してから、光BBユニットを返却する
先に返却してしまうと、通信できない期間が生じたときに再設定や再申込が必要になる可能性があります。 接続確認が終わるまでは、機器を手元に残しておくことをおすすめします。
電話サービス・IPv6は光BBユニットが前提
ソフトバンク公式のFAQでは、光BBユニットの利用停止による影響として「IPv6サービスがご利用できなくなります」と明記されています。IPv6高速ハイブリッドは、夜間などの混雑時間帯でも速度が出やすい接続方式で、光BBユニットのレンタルが前提になっています。
さらに、Wi-Fiマルチパックに関する別のFAQでは、「ホワイト光電話」利用中の方、「BBフォン」オプション加入中の方は、光BBユニットを継続利用するよう案内されています。つまり、ホワイト光電話やBBフォンは光BBユニットを利用する仕組みのため、光BBユニットだけを外して同じ状態で電話を使い続けることはできません。 利用停止の手続きを進める前に、電話サービスを今も使っているか、番号を残す必要があるかを確認してください。電話番号を残せるかどうかは、契約している電話サービスの種類や番号の取得経緯によって扱いが異なるため、手続き前にソフトバンクへ確認するのが確実です。 固定電話を解約したときに番号・機器・料金がどう扱われるかの一般的な仕組みは固定電話の解約でどうなるかでも解説しています。

現役営業の現場から: 「市販の高性能ルーターに買い替えたいので、レンタル機器は全部外してください」という相談を受けたとき、私がまず確認するのはこの2点です——①ホワイト光電話やBBフォンなど電話サービスを使っているか、②IPv6高速ハイブリッドで接続しているか。
「おうち割 光セット」の対象になっている方は、光BBユニットの利用停止で指定オプション3点セットの条件を満たせなくなり、おうち割の割引も終了します。おうち割の金額計算・電話番号を維持したまま手続きする方法など、電話サービス起点の詳しい判断は固定電話解約の記事にまとめてあるので、あわせて確認してください。

見直し②:「Wi-Fiだけ不要」なら、光BBユニットは残してWi-Fiマルチパックだけ外す
見直し①のとおり、光BBユニットを完全に利用停止すると影響範囲が広くなります。「市販ルーターに替えたいだけで、電話やIPv6は今までどおり使いたい」という方には、Wi-Fiマルチパックだけを解約するという選択肢があります。
ソフトバンク公式のFAQには、Wi-Fiマルチパックを解除した場合に光BBユニット本体の返却が必要かどうかについて、次の条件が示されています。
- 「ホワイト光電話」を利用中
- 「BBフォン」オプションに加入中
- IPv6通信でインターネットを利用したい
- 現在の配線のままインターネットを接続したい
このいずれかに当てはまる方は、光BBユニット本体は返却せず継続利用してください、と案内されています。 該当しない場合のみ、光BBユニットレンタルオプションを解除したうえで本体を返却する扱いです。
ここで一つ、案内の細かい注意点があります。返却物は、利用中の光BBユニットの機種によって異なります。 無線LAN機能が本体に内蔵されていない旧型の機種では、別途提供されている「光BBユニット専用無線LANカード」の返却が必要です。一方、無線LAN機能が本体に内蔵されている機種(現行のE-WMTA2.3・E-WMTA2.4など)では、Wi-Fiマルチパックの追加申込による接続機器の配送自体がないため、返却物がない場合があります。自分の機種でどちらに当たるかは、My SoftBankまたはソフトバンクの案内で確認してください。
おうち割・オプション条件への影響も忘れずに
「おうち割 光セット」を適用中の方は、Wi-Fiマルチパックだけを外すことで、指定オプション3点セットの条件を満たせなくなる可能性があります。 Wi-Fiを市販ルーターへ移しても、おうち割の割引が消えれば、月々の総額はかえって上がることもあります。解除する前に、スマホ側の割引額と、解除後に残る固定回線オプションの料金を必ず比較してください(詳しい計算式は固定電話解約の記事を参照)。
すでにLINEMOへ移っている方は、そもそもおうち割の対象外です。 しかも家族を含めて適用者がいなくなると、オプションパックのセット割引まで自動解除される場合があります。その場合はWi-Fiマルチパックを外すかどうか以前の話になるので、先にスマホを格安プランに変えた後の光回線の見直しで請求を確認してください。
市販ルーターを追加するときの接続モード
市販のWi-Fiルーターを追加する場合、光BBユニットを残すか外すかで、設定の考え方が変わります。
光BBユニットを残す場合: 市販ルーターは「ルーターモード」ではなく、「アクセスポイント(AP)モード」または「ブリッジモード」で接続します。インターネット接続とルーターの役割を光BBユニットが担うため、市販ルーターへのS-ID・パスワードの設定は不要です。 光BBユニット側にルーティング(IPアドレスの割り当てなど)の役割を持たせたまま、市販ルーターは電波を飛ばすだけの機器として動かす形です。ここを両方ルーターモードのままにすると、「二重ルーター」という状態になり、オンラインゲームやVPNの接続、機器間の通信がうまくいかなくなる場合があります。
光BBユニットを利用停止する場合: 市販ルーターを「ルーターモード」で接続し、ソフトバンク光の接続用ID・パスワードを設定する必要があります。この場合はIPv6高速ハイブリッドが利用できなくなるため、見直し①で説明した「接続方式変更」の申込もあわせて必要です。
市販ルーターの具体的な設定画面・用語はメーカーによって異なるため、購入前に自分が選んだ方法(APモード/ブリッジモード、またはルーターモード)に対応した機種かどうかを確認しておくと、設定時に迷いにくくなります。

現役営業の現場から: 以前、「市販の高性能ルーターに交換したいので、光BBユニットは全部外してほしい」という相談を受けたことがあります。確認すると、ホワイト光電話とおうち割を利用中で、そのまま外すと電話とスマホ側の割引が丸ごと消える組み合わせでした。結局、光BBユニットは残したまま、市販ルーターをアクセスポイントモードで追加する形に変更しています。Wi-Fiの不満だけであれば、光BBユニットを外さずに解決できることは少なくありません。ちなみに、このときのようにルーターモードのまま追加してしまうと、電波は届いても特定のアプリだけつながりにくいといった不具合につながることがあるので、必ず「アクセスポイントモード」への切り替え設定があるかを確認してから接続しています。

見直し③:解約・返却で失敗しがちなポイント
光BBユニット単独の利用停止では、返却対象・返却期限・未返却時の違約金を事前に確認しておかないと、想定外の費用が発生することがあります。
基本の返却対象は4点。NTT機器は個別の指定を確認する
公式FAQが光BBユニット単独の利用停止で返却対象としているのは、次の4点です。
- 光BBユニット本体
- 電源アダプタ
- LANケーブル
- モジュラーケーブル
ただし、ソフトバンクの総合返却案内ページでは、契約状況によってはNTTロゴ入り機器(ONU・ホームゲートウェイ(N)など)も返却対象になる場合があると案内されています(対象になる条件はページ上に明記されていません)。 光BBユニットだけを利用停止する今回のケースでは、回線契約そのものは続いているため、My SoftBankや返却案内でNTT機器の返却が明確に指定されていない限り、自己判断で回線接続機器を外して同梱しないでください。 返却キットは送られてこないため、機器受け取り時の箱がなければ、手持ちの段ボール箱に入れて発送します。
返却期限は「利用停止月の翌月20日」まで
返却期日は、利用停止月の翌月20日までです。送料は利用者負担で、元払いの伝票を使い、指定の返却先へ郵送します。なお、利用停止の申込自体は、運転免許証などの本人確認書類を持参すればソフトバンクショップ・ワイモバイルショップの店頭でも受け付けています。機器の返却は別途、郵送で行う手続きです。
未返却時の違約金は、機種と契約時期によって異なる
期限までに返却されない場合の違約金は、光BBユニットの型番と契約時期によって次のように区分されています。
| 型番 | 2022年6月30日以前に契約成立 | 2022年7月1日以降に契約成立・またはプラン変更等 |
|---|---|---|
| E-WMTA2.1/2.2 | 18,000円 | 5,000円 |
| E-WMTA2.3 | 18,000円 | 7,000円 |
| E-WMTA2.4 | 18,000円 | 12,000円 |
自分がどちらの契約区分に当たるかは、My SoftBankまたは契約時の書面で確認してください。 新契約区分に該当するのは、「2022年7月1日以降に契約成立・プラン変更・東西をまたぐ引っ越し・サービス変更のいずれかを行った方」、または「2022年6月30日以前に契約した方でも、2025年7月1日以降に回線の利用契約が自動更新された方」です。契約自体は古くても、直近の更新や東西をまたぐ引っ越しのタイミングで新契約区分の金額になっている場合があります。書面だけで判別できない場合は、ソフトバンクへ問い合わせて確認してください。
なお、返却の話とは別に、通常使用中の自然故障はレンタル期間中は無償で交換されますが、利用者の不注意や天災による破損の場合は交換料金(型番にかかわらず7,700円)がかかる場合があります。 返却前に機器の破損がないか確認しておくと安心です。

現役営業の現場から: 光BBユニットの利用停止・機器交換の相談を受けたとき、「返却する機器」の範囲を実際より広く思い込んでいる方によく出会います。特に、フレッツ光から乗り換えた経緯がある方は「ONUも一緒に送ったほうが親切だろう」と考えがちですが、光BBユニットだけの利用停止では回線自体は続いているので、回線接続機器を自己判断で外して送ってしまうとインターネットが使えなくなります。手続きが決まったら、まず「基本の返却対象4点」と「期限(翌月20日)」をメモしておき、それ以外の機器は指定がない限り送らないことをおすすめしています。

個人的な見解として
光BBユニットの利用停止を考えている方に伝えたいのは、「全部外す」か「そのまま残す」かの二択で即断しないでほしい、ということです。市販ルーターに変えたいだけなら、光BBユニットを残してWi-Fiマルチパックだけ外す中間案のほうが実情に合っているケースは少なくないと、現場で感じています。金額や手間を惜しんで手順を飛ばすと、結果的に電話が使えない・ネットが繋がらないというトラブルの方が大きな負担になるというのが、現場で見てきた実感です。
まとめ
光BBユニットの利用停止を検討する前に、次の順序でMy SoftBankを確認してください。
- 契約プラン:SoftBank 光・1ギガ/SoftBank 光+・1ギガか(10ギガは本記事の対象外)
- 電話サービス:My SoftBankの「ご加入中オプション/パック」でホワイト光電話・BBフォンの契約有無を確認 → 契約中なら、利用停止前に電話の廃止・番号維持・おうち割への影響を確認する
- IPv6高速ハイブリッド:IPv6接続確認ページで「利用中」かどうかを確認 → 利用中なら、利用停止後はIPv6高速ハイブリッドが使えなくなることを理解したうえで判断する
- おうち割 光セット:適用中か → 適用中なら、外した場合の総額増減を固定電話解約の記事で計算してから判断する
- Wi-Fiの性能だけを上げたい場合:光BBユニットを残し、Wi-Fiマルチパックの解除と市販ルーターのアクセスポイントモード追加が適するかを確認する
- それでも光BBユニットごと利用停止する場合:S-ID・パスワードを準備し、接続確認が終わるまで返却しない(実行順序は見直し①を参照)
- 返却:基本の返却対象は本体・電源アダプタ・LANケーブル・モジュラーケーブルの4点(NTT機器は指定がない限り同梱しない)。期限は利用停止月の翌月20日
まずはMy SoftBankで、契約プランと電話サービス・IPv6・おうち割の利用状況を確認するところから始めてみてください。
参照した公式情報
- 「光BBユニット」の利用停止方法(手続きステップ・返却対象4点・IPv6が使えなくなる旨)
- 「Wi-Fiマルチパック」を解除した場合、光BBユニットの返却は必要か(継続利用が必要なケース)
- IPv6利用に必要な光BBユニットレンタルと接続方式変更の申込
- Wi-Fiマルチパックの料金・機種別の返却物の違い
- 光BBユニットレンタルの月額料金
- レンタル機器の返却期限・型番別の未返却時違約金一覧・NTT機器の返却条件
- レンタル機器の交換・修理料金(光BBユニット7,700円)
- IPv6接続確認ページ
- 市販ルーターでの接続に必要なS-ID・パスワードの設定
本記事の料金・手続き条件・未返却時の違約金は、ソフトバンクの公式情報を2026年8月1日に確認しています。「現役営業の現場から」と記した部分は私の実務経験に基づく事例であり、全契約者に当てはまる統計ではありません。最新の情報および自分の契約内容は、必ずMy SoftBankとソフトバンクの公式サイトでご確認ください。


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